そばは大丈夫ってホント?糖質制限ダイエット中に麺類を食べたいとき

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そばなら糖質制限ダイエット中でも食べられるってホント?
糖質制限ダイエット中には人間の体が活動するために最低限必要な糖質を除いて、できる限り糖質の摂取を避けるのが基本となります。特に麺類などは糖質を多く含むものが多いため、糖質制限ダイエットにおいては大敵だという考えの方が多いのではないでしょうか。しかし、麺類の中でもそばに関しては糖質が少ないため、ダイエット中に食べても大丈夫だという声を耳にすることもあります。本当にそばは糖質制限ダイエット中でも食べることが可能なのでしょうか。
そばとその他の麺類の糖質を比較してみよう
まずは代表的な麺類と、そばとの糖質の量をそれぞれ比較してみましょう。最初にラーメンでおなじみの中華麺ですが、こちらは1食分に対して約55g程度の糖質が含まれています。ラーメンを好きな方は非常に多いですが、ラーメンの場合スープの糖質なども高いですので、やはり糖質制限には大敵となりそうです。次にパスタですが、パスタは約53gの糖質を含んでおり中華麺とほぼ同等だといえます。
続いてうどんですが、うどんの糖質は約41gです。中華麺やパスタと比べるとかなり少なめになってきています。そして肝心のそばなのですが、こちらは約43gの糖質を含んでいます。そう、実はうどんよりもそばのほうが糖質を多く含んでいるのです。これは意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
ただし、そばにはそば粉の割合がありますので、それによっても糖質の量は異なります。つまり小麦粉の量が少ない十割そばですと、糖質を少なくすることが可能だということです。しかし残念ながらそれほど大幅に糖質の量が少なくなることはないようです。
そばにはダイエットに効果的な成分が含まれている?
糖質の量という意味ではうどんとほぼ同等レベルであったそばですが、そばには脂肪や脂質の燃焼を促進させてくれるといわれるビタミンB2が含まれています。ビタミンB2は体内で脂質や糖質などを分解してくれる役割をもっていますので、一概にダイエットの大敵だとはいえません。
また、食物繊維も含まれていますので便秘の解消にも効果が期待でき、その点でもダイエットに対して効果的な食材だということができるでしょう。ただ、約43gという糖質を含んでいる以上、糖質制限ダイエットという観点からは決して適した食材だとはいえないかもしれません。
とはいうものの、どうしても麺類が食べたいということもあります。ダイエット中だからといって、あまりに何もかも制限してしまうのは心身ともにストレスを感じてしまいますので、欲求を満たせる程度の量を条件として、たまに食べるくらいは決して悪いことではないでしょう。麺類の中では低糖質であることは間違いないのですから。その分、そばを食べたあとはできるだけ体を動かすなどを心がければよいのです。ただし、激しい運動は必要ありません。軽いウォーキング程度でじゅうぶんです。
どうしても糖質を含む麺類を食べるのが不安だという方は…
少しくらいなら大丈夫だろうとは思っていても、どうしても糖質を含む麺類を食べることが不安だという場合は、低糖質の麺を利用してみてはいかがでしょう。最近はバリエーションも豊富になっていて、中華麺風からそば風までさまざまなタイプがそろっています。いろんなメーカーから販売されていますが、どれも糖質は0~4g程度、多いものでも10g未満ですので安心して食べられます。
さらに糖質を徹底的にカットしたいという場合は、近年話題になっている桑の葉エキスなどを配合した糖質カットサプリメント等を併用すれば、少しぐらいの糖質摂取ならほぼ問題ないレベルにすることも可能です。無理をしすぎてしまうとダイエット自体が長続きしませんので、工夫を凝らしてたまには食べたいものを可能な範囲で食べるということも大切です。